かんたんマニュアル

ワックスプラスは、紙・印刷・ワックスプラス加工を一括で承ります。

ご依頼から完成までの流れ

1.お打ち合わせ 

2.デザイン準備、紙を決める 

3.仕様決定、データ入稿 

4.事前テスト 

5.印刷・ワックスプラス加工 


6.完成品をお届け


ワックスプラスは、紙・印刷・ワックスプラス加工を一括で承ります。 

加工できる大きさ

紙の最大サイズ

900×600 mm

加工可能範囲

860×560 mm

  • オフセットでのトンボ印刷が必要です。
  • トンボを含むデザインを、加工可能範囲内に納まるようにします。
  • 加工可能範囲内で、複数のデザインを付け合わせて加工することも可能です。(エッジ/にじみ、どちらかのタイプを選択してください)

使用できる紙について

<透ける紙 〇>


  • HTホワイト紙 62g/m²(透明度を高めるために当社で開発した紙)
  • 60~120g/m²程度の洋紙・和紙・ファンシー紙など

同じ紙でも紙厚の薄いものほど、透明度が高くなります。
紙厚を上げることで、薄い透かしのような効果を演出することもあります。
紙質や色によって透け感は異なります。

  • 繊維の太い紙や混ぜ物のある紙は、半透明部分に繊維や模様が浮かび上がり、面白い仕上がりが期待できます。
  • ワックスプラスの加工部分には表面にキラリとした艶が出ます。

<透けない紙 △>


コート紙、厚紙、黒や色の濃い紙、合成紙など

ワックスプラス液が含浸しない紙は、透かしの効果が得られません。

デザインによって、「にじみ」「エッジ」タイプのいずれかをお選びください。

ワックスプラス加工には「にじみタイプ」「エッジタイプ」2通りの加工方法があります。

ご希望のイメージに合うタイプをお選びください。

【にじみタイプ】

ワックスのにじみを活かしたタイプ

or

【エッジタイプ】

にじみを抑えてエッジをくっきり出すタイプ


ワックスプラスの加工代について

ワックスプラスの加工費用は半透明化する部分の面積で決まります。

(例)◼︎ワックス部分


長方形の面積

円の3つの合計面積

線・イラストや文字も同様に面積で計算します


入稿データの作り方

イラストレーター AI・EPS形式でご入稿ください。

  1. オフセット印刷とワックスプラス加工を組み合わせる場合は、印刷のデータとワックスプラス加工部分のデータをレイヤーで分けます。
  2. すべてのレイヤーにトンボをつけます。
  3. ワックスプラス加工の指定部分は必ず100%の1色にしてください。

【CHECK!!】

  • CC以降のバージョンは、CS6にて保存してください。
  • アウトライン化してください。

※紙の伸縮や、ワックスプラスのにじみにより、1~2mm程度の「位置ズレ」が生じる場合がありますので、完全な見当合わせはできません。予めご了承ください。

画像をクリックすると拡大します

本生産前に事前テストをオススメしております(有償)

ワックスプラスは、液の浸透を利用した”にじみ感が特長の特殊加工です。

同じ型で加工しても、紙の種類や色・厚みにより、透け感やにじみの大きさなど、仕上がりに違いがあります。

デザインによって細かい部分がつぶれたりする可能性も…。

いきなり本生産をすると…


文字がつぶれてしまって読めない・・・
予想よりもにじみが大きかった・・・

思ったような透け感が出なかった・・・


事前テストを行うことで、よりイメージ通りの仕上がりに


入稿データの修正が可能
本生産の紙質、紙厚の検討が可能


仕上がりイメージの確認や、プレゼン用サンプルの作成にもオススメです。

テスト内容


紙の種類ごとに各5枚をお作りします。デザイン(透かし面積)や紙の種類に応じてお見積いたします。

お試しになりたい紙の銘柄・紙厚をお選びください。
印刷 オフセット印刷との組み合わせ、特色など刷り色指定も可能です。 
ワックスプラス エッジタイプ・にじみタイプをお選びください。

ご注意ください

食品に直接触れる用途にはお使い頂けません。

折り曲げ部分へのワックスプラス加工はできません。

(白化し割れる可能性があります)

紙質やデザインにより、にじみ具合が変わることがあります。

加工後の紙が波立つ場合があります。


※ワックスプラス加工後の製品特性について


ワックスプラス加工後の製品の耐久性、強度、日射による日焼けや経年劣化等については、使用する紙の特性に準じます。ワックスプラス加工には紙の表面保護や耐久性を高める等の機能はありませんので、予めご了承ください。

※ワックスプラスは、加工のみでのご依頼は承っておりません。予めご了承ください。